先輩社員の声 A.H.さん

独自の技術と豊富な製品群で、日本のモノづくりを根底で支えています。
それぞれの部署で活躍する社員を紹介します!

A.H.さん生産本部鹿島工場 製造部製造第二課
生物資源工学科卒
2013年入社

最近では後輩に指導することも増えてきたというHさん。後輩に教えることで自分ができていないことを再認識することもしばしば。教えることで新たな発見があります。

「失敗しない新人なんていない」という
先輩の言葉に励まされました。

私が所属する鹿島工場の製造部製造第二課では、自社で合成した中間品や購入した原料を蒸留して必要な成分ごとに分留しています。各チーム3人で構成されており、5チームに分かれて仕事を行っています。現場作業は主に2人で行動し、バルブ操作等の作業を行い、もう1人は計器室で各設備の状態を監視します。初めは圧力や温度等の運転条件データの把握、又、どの配管がどこに繋がっているのかを把握することに苦労しました。

生産現場では、高圧ガスや危険物を取り扱っているので、一つひとつの作業は慎重に行う必要があります。配管を接続する作業の時も、正しく配管を繋げられているか、指差呼称で確認するようにしています。入社して間もない頃、コンテナ容器に入っている原料を、減圧下で蒸留設備へ仕込んでいたのですが、開放蓋が突風で閉まり、密閉状態となったため設備トラブルを起こすところでした。すぐに気付き開放蓋を外し、トラブルは回避することができました。万が一そのまま作業を進めていたら会社に損害を与えてしまうところでした。自分の確認ミスによってチームの方々に大きな心配をかけたことが悔しくて落ち込んでいたら、先輩が「失敗しない新人なんていない。これから失敗しないために、過去の失敗事例やヒヤリとした体験から学んで作業にあたりなさい。」と、怒るどころか励ましてくれたのです。怒られるより何倍も心に響きましたし、作業確認の重要さを再認識することができました。

鹿島工場製造部では、1年目から現場作業と監視業務を担当します。監視業務は温度、圧力、流量など、装置が正常に動いているかを監視します。多くのデータを同時に確認することになるので、集中力が必要です。工程に合わせて確認すべきポイントがあるので、そこをしっかり押さえて正常な状態を保つよう心がけています。

チームを構成する人の年齢は離れていますが、年上の人も気さくに話しかけてくれるのであまり気を遣うこともなく、仕事の合間には趣味や休日にあった出来事などの雑談で盛り上がったりして、働きやすい職場環境だと思います。半年に1度チームメンバーが入れ替わり一緒に働いたことがある人がほとんどです。とてもアットホームな雰囲気で、働きやすい環境です。

今後のキャリアプランについて、それぞれの想い

バッチ蒸留設備、連続蒸留設備にはさまざまな装置がありますが、入社して4年目となり、一人でできる作業や扱える装置が増えていき、成長していることを実感できます。つい最近では、高圧ガス製造保安責任者という国家資格を取得しました。更なるキャリアアップを目指し、業務に関わるさまざまな資格を取得するため勉強に頑張っています。当社では人事制度が変わり、自分の仕事ぶりがどう評価されているかを明確に示されるようになったので、資格の取得も含めてしっかり上をめざしていこうと思います。将来、班長(チームのリーダー)になった際は「Hさんのチームだと仕事がしやすい」と思ってもらえるような班長になりたいですね。威厳があってぐいぐいひっぱっていくよりも、みんなで楽しく仕事ができるチームが理想です。

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