RC推進委員会による工場のRC査察
「レスポンシブル・ケア(RC)」とは、化学物質を取り扱う企業が、化学物質の開発から製造、流通、使用、最終消費を経て廃棄・リサイクルに至る全ての過程において、環境・安全・健康を確保し、その成果を公表し、社会との対話・コミュニケーションを行う活動です。この活動は、単に法を順守するということにとどまらず、社会の信頼を得るため、法に定められている以上のことについて自主的に取り組むものです。
当社は、RCを重要な活動と位置付け、2009年よりRC基本方針を定めて取り組みを開始し、2018年からは(一社)日本化学工業協会レスポンシブル・ケア委員会へ参加しています。RC推進体制として、社長を委員長とするRC推進委員会を設置し、その下部組織として、川崎事業所および鹿島工場にRC委員会を設け、環境保全、保安防災、労働安全衛生、化学品安全、品質、社会とのコミュニケーション、をRCの柱として各々の重点課題を定めて積極的に活動しています。
日本触媒グループは、2050年カーボンニュートラル実現を目指して2030年の国内 CO2 排出量削減目標を定めており、当社もCO2 排出量削減に向けて積極的に取組んでいます。また、日本触媒グループ各社で交流してRC活動のレベルアップを図っており、懇談会やヒアリング、監査等により情報共有と体制強化に努めています。
当社は、RCを含めた企業活動を通じて社会課題の解決に貢献し、社会的責任を果たしてまいります。