SIP-Ligninは内閣府の戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)「次世代農林水産業創造技術」の中で、「地域のリグニン資源が先導するバイオマス利用システムの技術革新」と題して研究課題化されており、国立研究開発法人森林研究・整備機構 森林総合研究所の山田竜彦氏を研究代表者として産学官30機関(研究法人:5, 大学:8, 民間企業:17)がコンソーシアムを結成し、取り組んでいます。
リグニンは植物系バイオマスの約20~35%を占める細胞壁の主成分の一つです。しかし、その構造多様性から現在までほとんど利活用されてきませんでした。SIP-Ligninでは、スギのリグニンから機能性を付与した改質リグニンの製造・加工・機能化・最終製品化・副産物利用を含め、農山村のバイオマスを原料とした一連の技術を総合的に開発することで、地域に高収益をもたらす「リグニン産業」という新たなビジネス基盤を確立することを目指します。
当社は、2017年11月からコンソーシアムに参画し、研究項目Ⅰ「林地残材からの改質リグニンの製造と安定供給技術の開発」の一部を担当しています。リグニンを有効利用する技術を開発することで、新たな産業創出と地方創生へ貢献します。
※詳細はSIP-Ligninのホームページをご参照ください。